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プロフィール |
Author:お犬様の執事
我が家のお犬様!、
ロン様(チワワ)と シオン様(Mダックス)に お仕えしております 執事でございます。
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あくせすかうんたぁ |
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転ばぬ先の・・・ |
執事でございます。 9月の連休、執事の姿は銀座のとある一室にありました。

一般社団法人)全日本動物専門教育協会主催のペット災害危機管理士、 4級と3級の認定講座を受講するためでございます。 この講座、災害時に人とペットの身を守るために実用な危機管理の知識を学び、 自治体と協力して災害に機能する体制を作り上げ、動物救護対策に貢献できる人材を養成する講座です。 4級は、準備(自助):自らとペットの身を守るための基本的な災害危機管理・防災準備の知識の習得、 3級は 避難(共助):非常事態に関する知識と具体的な実践力を習得、 という内容でございます。
 一番のいいところは、お犬様同伴で参加できることでございます。 当日は12名(女性10名、男性2名)で、お一人の方がお犬様同伴でございました。 (シュナのお犬様、うかつにもお名前を聞き忘れてしまいました)
 入口には、ペット関連の講習に関するパンプレットがずらりと・・・ どこかで良く見る方のサインが・・・ちょっとズームイン!
 元AKBのお方でございますね。。。。
さて、話を戻しますと、 4級は、災害への準備、心得(人+ペット)ということで、 基礎的な内容でございました。 水の確保、躾け、7日間のペットフードの備蓄、 ライフジャケットに普段から慣れさせる等、 同行避難のために私たちが準備すべきことの復習でございます。
 お犬様専用のライフジャケット、
 装着体験コーナーもあり、 会場にある防災用品を手に取って見られるのがいいところでございます。
 奥のリュックは人間+ペットのための防災用品一式で、その重さ40キロ・・・ 実際に担いで見ると・・これ、時間の経過とともにかなり身体に堪えますね。。 そして、この講習は認定講座ですから、 グループに別れて(4名1グループ)、課題に対する回答を考え、 それを制限時間内に発表、 さらに最後に試験もございました。
ここからは、少しネタバレでございます。 この講習、テキストはなくメモ用紙のみ、 皆さんスライドを見ながらメモを取っております。 (どうやら、最後の試験はすべて講義内容の中からでますね。) そして、講師の方は、 同講座の受講、卒業生で本業がお笑い芸人?? (お笑い芸人が何故・・・←ハイ、偏見!!) 要は、ペットを愛し、災害時に人の役に立ちたいという気持ちがある方なら、 講師の資格十分でございますね。
またちょっと脱線してしまいましたが、 グループワークは、4級が災害発生時の自宅までの避難経路の策定、 ショッピングモールに居る時に巨大地震発生、 その時の持ち物での取捨選択も合わせて5分で話し合って決めます。 そして、グループのリーダーが3分間の時間内でこれを発表します。 これ、わかっているつもりでも時間内には、なかなか上手くできない・・・ 短時間で即決、行動の訓練になります。 そして、 最後は試験でございます。 15問、選択方式(正しいもの、間違っているものを選ぶ)で、 7割以上の正答率で合格とのことでございます。
3級はグループワークが増えます。 課題は、 前提条件で、鉄筋コンクリート造、5階立てマンションの2階に居住、 その際に地震、津波、土砂崩れなどで予想される被害想定、 被害を減らすための工夫と準備、特にご近所と協力してできること(共助) についてまとめ発表する。 さらには、避難所で自治体との話し合いで、 避難スペース(同行避難の際の人とペット) 仮設トイレ、情報掲示板、ごみ集積所などの配置を決める、 という課題もありました。 避難所での優先順位やルール作りについては、今まで触れたことはなく、 この課題はなかなか参考になりました。
そして試験終了後に、 フォローアップ確認ガイドが配布され認定講座修了でございます。 ガイドのお題は、 4級は”帰宅したら準備しよう” 3級は”地域の防災対策を確認しよう”というものでございます。
転ばぬ先の杖、 このまま新しいお犬様を巡り逢えなかった場合でも、 せめて災害時にはご近所のペット好きの方々のお役に立てれば・・・ そんな気持ちで受講した執事でございます。 しかし、実際に災害を目の当たりにして・・・全ての知識は頭から吹っ飛び、 パニックで逃げ出してしまうかも?? それでは、転ばぬ先の折れた杖・・ 実際の災害時に、落ち着いて行動できるには、まだまだ経験が必要でございます。
この講座は、さらに 2級:公助(人への責任、社会への責任を理解し行動できる能力を養う)、 1級:ペット災害対応のスペシャリスト(専門知識を有し、指導者として活動できる能力を養う) というカリキュラムがございます。 さらに、2級を修了し、講師養成講座を受講しれば、講師としても活動できるようでございます。 2級は箱根で、1級は被災地で開催しているそうですが、 その前提の3級までは、通信講座か東京での開催しかないようです。 こうなれば、私めが講師として出張、これこそ執事の役目!? いやいや、 講義修了の安堵感からか(?)風邪をひいてしまい、 ついでに腰の出来物が再発・・ さらにトドメは、日経は上がれど、 持ち株さっぱり、どころか撃沈・爆沈・轟沈銘柄多数で、 気分はどん底・・・ この程度でメゲていては・・・・到底、有事には役立たず。。。 まだまだ私は、転ばぬ先の折れた杖、 あるいは短すぎて役に立たない杖でございます。。。
最後に3級の講義の中で、 国の災害政策は、 予防→応急→復旧→復興を基本とする、という内容がありました。 自宅に帰り、南海トラフの最悪の被害想定を確認してみたのですが・・・ 死者33万人、被害総額220兆円!? 本当にこんなことが起きれば・・・・ 自助、共助では何もできないでしょう。それどころか、 日本経済壊滅で、世界大恐慌の引き金を引き、 戦争勃発という事態にも発展しかねません。 やたら危機感をあおり準備せよ、だけではなく、 国としても、しっかりと復旧、復興までのプランを策定してほしいものです。 それこそが国(国家)の理(ことわり)、 転ばぬ先の大いなる杖でございます。 ますは、それは政治家や官僚の大先生達にお願いして、 執事ができる準備をすること、そして、 最悪の事態が起きないことを祈るばかりでございます。
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